輸血検査
- [公開日:2021年7月2日]
- [更新日:2024年6月9日]
- ID:247
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検査紹介
輸血とは貧血などの病気や、事故または手術中の出血により不足した成分を補充する重要な補助療法で、輸血を行う前には必ず輸血検査を行います。輸血検査とは輸血事故や輸血副作用を防止し、安全な輸血を行うための重要な検査です。
輸血関連項目として、ABO・RhD血液型、不規則抗体、交差適合試験等、その他の検査として直接・間接抗グロブリン試験などを実施しています。
また、血液センターへの血液製剤の発注・保管管理、そして患者さん本人から採血した自己血も輸血するまで安全に保管管理しています。
では、日本赤十字血液センターから納品されている主な血液製剤を紹介します。
赤血球濃厚液
新鮮凍結血漿
濃厚血小板
自己血輸血のご案内
自己血輸血とは、手術の際の出血に備えて、前もって採血し保存しておいた自分の血液を輸血することです。
同種血輸血(他の人の血液を輸血すること)の安全性も高まり、感染症の危険性なども以前に比べ、格段に少なくなっていますが、現在でも100%安全な血液は存在しません。
ですから、自分の血液を保存しておき輸血することが出来れば理論上、最も安全な輸血となります。
但し、自己血輸血にも危険がありますし、採血には苦痛を伴います。
そこで、当院では患者さんのご希望、輸血の可能性の高さなどにより、自己血輸血を実施するかどうか主治医とよく相談した上で実施しております。
お問い合わせ
南和広域医療企業団南奈良総合医療センター臨床検査部