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あしあと

    病理検査

    • [公開日:2020年3月3日]
    • [更新日:2022年3月27日]
    • ID:211

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    部門紹介

    病気の疑いのある部位の組織を採取して細胞の形態を観察し、どんな病気かを調べる検査です。手術や治療の方針を左右する確定診断に用いられる重要な検査です。

    主な業務は、病理医と臨床検査技師との共同作業による組織診断、手術中迅速診断、細胞診断および病理解剖です。これらの業務を通じて病理診断科・各診療部門と連携を取りながら、臨床医へ精度の高い診断情報を提供しています。

    病理検査室のスタッフ

    • 病理医(非常勤医師) 1名(病理専門医)
    • 臨床検査技師 2名(日本臨床細胞学会認定細胞検査士)

    病理組織検査

    内視鏡検査や針生検などで採取した生検材料や、手術で摘出された組織を数ミクロン薄さに切り、病理学的な診断をするための顕微鏡標本を作成します。
    そして病理医が腫瘍などの良悪性、種類、悪性の範囲、浸潤の程度等を診断します。

    病理組織検査の画像1
    病理組織検査の画像2
    病理組織検査の画像3
    病理組織検査の画像4

    標本を作製し病理診断されるまで数日~2週間程度かかることがあります。患者さんに於かれましては少しでも早く結果をお知りになりたいと思いますが、ご理解くださいますようお願いいたします。
    また、病理診断のために免疫染色を実施する場合があります。この場合は後日に追加の保険請求をさせて頂きますのでご理解をお願い致します。

    手術中の迅速診断

    手術中の病理診断、切除範囲の判断などに「術中迅速診断」を行います。

    手術中にすぐに病理組織学的情報を知りたいときに行われる検査です.術中迅速診断では、採取された組織から簡易的に組織標本を作製し、30分程度で診断します。診断結果はすぐに執刀医に連絡され、その後の手術方針等が判断されます。

    手術中の迅速診断の画像1
    手術中の迅速診断の画像2

    細胞診断(細胞診)

    細胞診断は、体の中から少量の細胞を採取して行う検査です。

    例えば、肺がんや膀胱がんでは喀痰や尿の中にがん細胞が混じることがあり、顕微鏡で調べることにより、がん細胞を見つけることができます。また、乳腺や甲状腺など体の表面から近い臓器では、針で病変を刺したり、婦人科では子宮頸部表面をこすったりして細胞を採取します。

    採取された細胞から標本を作製し細胞検査士が顕微鏡で観察して、正常や異形成細胞、腫瘍細胞かの判定を行います。細胞検査士により拾い上げられた異常細胞は病理医により最終的に診断されています。

    当院の病理検査室では日本臨床細胞学会施設認定の取得を目指しています。

    細胞診断(細胞診の画像1
    細胞診断(細胞診の画像2

    病理解剖

    病気を治そうという努力にもかかわらず亡くなられた患者さんの死因を明らかにし,病気の進行状況を明らかにする目的で行われます。

    病理解剖は病理学に携わるものの業務のひとつで、新しい疾患や症候群の発見の糸口になったという例も少なくありません。多くの病院でも病理解剖が行われ、そして医学の中で大切な役割を担っています。

    お問い合わせ

    南和広域医療企業団南奈良総合医療センター臨床検査部