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あしあと

    救急センター

    • [公開日:2021年7月29日]
    • [更新日:2023年7月3日]
    • ID:64

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    概要

    24時間365日対応の救急医療体制の構築

    「南和の医療は南和で守る」という理念に基づき、強い情熱と意欲で内科系・外科系を問わず、救急患者さんの対応を可能な限り行います。総合内科と救急科の医師を軸にして各専門診療科も同時に協力体制を取り、「へき地での救急医療」という難題に挑戦するためにICT技術を用いて搬送患者さんの画像やデータをリアルタイムに各科専門医にタブレットで共有し迅速かつ正確な診断と治療を行える体制を構築しました。このことで急性腹症・消化管出血・脳卒中・頭部外傷・多発外傷・大腿骨頸部骨折・熱傷・急性中毒・肺炎などに対応できる診療体制が可能となりました。

    3次救急医療への連携

    当院では対応できない急性心筋梗塞の血管内治療や高度の熱傷、高エネルギー外傷の緊急手術などは、三次救急・高度急性期医療を担う県立医科大学付属病院・高度救命救急センター等と連携し対応します。

    スタッフ紹介

    スタッフ集合写真
    スタッフ一覧
    名前診療科役職
    枡井 勝也脳神経外科副院長・救急センター長
    伊藤 真吾救急科部長
    明石 陽介総合診療科部長
    至田 洋一脳神経外科医長
    奥田 宏純救急科医員
    八尾 航
    救急科後期研修医
    ドクターヘリフライトスタッフ
    名前診療科役職
    伊藤 真吾救急科部長
    鶴田 啓亮救急科医長
    奥田 宏純救急科医員
    福塚 一代看護部師長
    玉本 陽子看護部
    大島 成司看護部
    髙山 良光看護部

    取り組み

    ドクターヘリの導入開始(2017年3月21日)

    当院は奈良県南部約2年3月の広大な面積を医療圏としています。そのほとんどは山間部に位置し道路事情も決して良好ではなく病院までの救急搬送にも長時間を要します。重症の救急患者さんの予後をよくするためには迅速な病院への搬送とできるだけ早く初期治療を開始することが重要です。このテーマを解決するために救急隊からの出動要請に応じて日中のヘリコプターの飛行できる時間帯にはドクターヘリを運航することになりました。県内のすべての地域に15分以内に到着できます。ドクターヘリは医師・看護師が現地に到着時から初期治療が開始できる利点があり、また医師による病状の把握ができるため病院に搬送後の無駄のない診断・治療へと継続がスムーズになります。また三次救急機関への連携でもこれらは効果を発揮するものと考えています。本院の屋上にヘリポートを設置し、ヘリコプターを常時駐機させ要請に応じて出動しすでに多くの実績を重ねています。

    ドクターヘリの写真

    第3回奈良メディカルラリー優勝

    2017年11月25日行われた第3回奈良メディカルラリーに当センターから出場したチームが優勝を勝ち取りました。全国から集まった強豪の常勝チームを抑え優勝したことは、当救急センターの救急医療レベルが全国のトップレベルに達したことの証であり大変誇りに感じるとともに更なる向上を目指したいとスタッフの意気は上がっています。

    第3回奈良メディカルラリー優勝チーム

    救急救命士の研修の実施

    当救急センターでは病院前教育も重要と考え、2017年度より奈良県広域消防組合を中心に毎年52人~58人の救急救命士の研修を受け入れて教育しています。2021年度は特にCOVID-19感染予防対策を意識した研修も取り入れてブラッシュアップしています。

    院内トリアージ体制の実施

    ウォークイン患者さんのトリアージ体制を2018年度から開始しました。院内トリアージ基準に基づいて救急センター待合室の緊急性の高い患者さんをいち早く把握して優先度に応じて医療を届ける体制をとっています。スタッフは定期的に研修を受けてスキルアップを義務づけています。

    第一次脳卒中センターの認定

    日本脳卒中学会より2019年から第一次脳卒中センターの認定を受け、南和地区の脳卒中診療の中核として機能しています。
    超急性期の脳梗塞患者さんにはrt-PA(血栓溶解療法)を積極的に行い、血栓回収療法は奈良県立医大の脳卒中センターと連携して速やかな治療を実施しています。くも膜下出血や脳出血に対しても24時間体制で緊急手術を行い患者さんの良好な予後に寄与しています。また慢性期の血行再建術として、CEAやバイパス術も積極的に行い南和地区の脳卒中診療に注力しています。

    実績

    診療実績

    救急センター対応患者数
    令和4年度患者割合
    救急車・ヘリ3,94823.8%
    ウォークイン12,66876.2%
    合計16,616100.0%
    南奈良総合医療センター救急搬送患者転帰
    令和4年度患者数割合
    帰宅1,96949.9%
    入院1,75944.6%
    転医等1463.7%
    死亡741.9%
    合計3,948100.0%

    お問い合わせ

    南和広域医療企業団南奈良総合医療センター診療部救急センター