糖尿病センター
- [公開日:2021年7月6日]
- [更新日:2022年1月7日]
- ID:61
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概要
(※詳しくは、糖尿病内科ページをご覧ください)
1.糖尿病を中心に生活習慣病などの診療
糖尿病センターでは、糖尿病を中心に、高血圧症、脂質異常症などの生活習慣病を診療します。
2.糖尿病の早期診断・指導などのチーム医療
糖尿病は、食事療法、運動療法、内服薬の継続服用、インスリンおよびGLP-1受容体作動薬の自己注射や血糖自己測定など自己管理が大切な病気です。この自己管理の方法を直接患者さんに指導するのが糖尿病療養指導士という専門資格を持った医療スタッフです。当院には14名の日本糖尿病療養指導士(CDEJ)と6名の奈良糖尿病療養指導士(CEDなら)が在籍しており、患者さんの糖尿病療養指導をサポートします。糖尿病センターでは、糖尿病を早期診断し、それぞれの糖尿病患者さんにあったテーラーメードな診療を目指します。糖尿病患者さんが糖尿病という病気を正しく理解して食事療法や運動療法を実践し、必要に応じて糖尿病に対する薬(内服薬やインスリン注射など)を使用しながら、糖尿病の療養を続けることをサポートします。
糖尿病を専門とする医師に加え、CDEJおよびCDEならが一つのチームとなって、糖尿病患者さんを中心に療養について考え、患者さんが糖尿病という病気とうまく付き合いながら歩むことをサポートします。
3.合併症対策などのチーム医療
医師・歯科医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・臨床検査技師・歯科衛生士・理学療法士・作業療法士など多職種で構成される糖尿病チームが、糖尿病合併症を含めたトータルケアを実施します。また、総合医療センターとしてのメリットを活かし、他診療科の協力により、糖尿病の合併症(腎症、網膜症、神経障害、心臓・脳血管疾患、足病変、歯周病)に対応します。
4.糖尿病診療専門機関としての機能充実
南和地域の糖尿病診療専門機関としての医療機能を充実させるため、糖尿病専門医を中心に血糖コントロールが困難な症例や合併症の進んだ症例の治療を行います。このため、開業医の先生方との病診連携や糖尿病地域連携パスの普及促進を図ります。
入院診療としては、糖尿病性昏睡で緊急入院した症例、血糖コントロールが困難な症例、合併症の進んだ症例などの治療を行います。また、インスリンおよびGLP-1受容体作動薬の自己注射やインスリンポンプの導入、糖尿病血糖コントロール入院、糖尿病教育入院、糖尿病腎症に対する慢性腎臓病(CKD)教育入院などを行います。
取り組みと実績
学会発表(2020年度)
- 山中美和、他6名、「栄養指導における糖尿病療養カードシステムの使用経験」、第57回日本糖尿病学会近畿地方会、2020年10月17日~31日、WEB開催
- 甲斐真紀子、他6名、「糖尿病性末梢神経障害に対する病棟看護師の記録の現状と今後の課題」、第57回日本糖尿病学会近畿地方会、2020年10月17日~31日、WEB開催
- 西林孝浩、他4名、「2型糖尿病患者のポリファーマシーへの介入 ~薬剤師の立場から~」、第57回日本糖尿病学会近畿地方会、2020年10月17日~31日、WEB開催
- 中島博美、川野貴弘、「多職種の介入によるCKD教育入院における腎保護効果の検討」、第22回日本医療マネジメント学会総会、2020年10月7日、みやこめっせ
(学会場での記念写真)
講演(2020年度)
- 川野貴弘「糖尿病と合併症 ~内科医として特に気をつけたい合併症について~」、糖尿病連携講演会(WEB開催)、2020年11月26日、奈良県立医科大学附属病院臨床研修センター
- 川野貴弘「糖尿病と歯周病 ~糖尿病合併症としての歯周病と医科歯科連携の重要性~」、糖尿病歯周病医科歯科連携講習会、2021年3月18日、南奈良総合医療センター
臨床研究
糖尿病療養カードシステムの有用性に関する臨床研究(栄養部・糖尿病内科)
(2020年度糖尿病チーム写真)
お問い合わせ
南和広域医療企業団南奈良総合医療センター診療部糖尿病センター