スペシャリスト
- [公開日:2021年7月29日]
- [更新日:2024年9月17日]
- ID:174
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南奈良総合医療センター 認定看護師9名・専門看護師1名
南奈良総合医療センター 認定看護師9名
がん性疼痛看護
がん性疼痛看護認定看護師 岡本 亜紀
激しい痛みで苦痛に顔を歪めるがん患者さんの姿を目にし、自分に専門的な知識や技術があればその苦痛を和らげることができるのに…。そう思いこの資格を取得しました。
院内では、医師とともにオピオイド回診を行い、各病棟のコンサルテーションに対応しています。さらに、がん患者さんやご家族の不安や悩みの相談にも応じています。当院は、訪問診療も実施しているため、入院中に限らず、在宅療養中の患者さんの疼痛緩和の相談にも応じています。
人が身体に感じる不快な感覚にはさまざまありますが、その中でも“痛み”は日常生活の活力を最も妨げるものです。私たちが知識やスキルを持つことで、その痛みを和らげ、患者さんが穏やかに笑顔で過ごせるようなケアが可能になります。私たちとともに効果的なペインマネジメントを実践し、患者さんのQOL向上を目指しましょう。
がん薬物療法看護
がん薬物療法看護認定看護師 畠山 雅子
日本人の2人に1人は一生のうちに何らかのがんになるといわれています。そのがん治療法は、手術、抗がん剤、放射線療法の3つに分けられます。その中の1つである抗がん剤のイメージは、副作用が強い、体への負担がすごく大きいなど、漠然とした怖いイメージがあるかもしれません。 がん薬物療法看護認定看護師は、抗がん剤を安全・確実に投与し、抗がん剤の治療で生じる副作用のケアや予防が患者さんも共に実施できるよう支援を行っていきます。また、不安や葛藤を持ちながら治療に向き合われている患者さんやそのご家族の方に、より良い療養生活を送っていただけるよう、多職種と連携を図りサポートさせていただきたいと思います。 治療を受けていく中で、身体的にも精神的にもさまざまな悩みごとが生じてくるかと思います。こんなことを相談してもいいのかな?と躊躇してしまうかもしれませんが、大丈夫です、どんなことでもご相談してください。
摂食・嚥下障害看護
摂食・嚥下障害看護認定看護師 佐谷 直美
摂食・嚥下障害とは、病気や加齢などの原因により、口から食べ物を摂取すること飲み込むことが難しくなるなどの食べる機能の障害をいいます。この障害は、「窒息」「肺炎」「脱水」「低栄養」などの生命を脅かす問題となります。さらに、「食べる楽しみ」が奪われるといった生活の質にも影響を与えます。このような患者さんの食事介助には個々の障害に合わせた個別性の高い専門的な技術が必要になります。
私たちは、食べるための機能と全身状態を評価し、安全に少しでも食べる事ができるように訓練を療養生活の中に組み込む工夫をしています。
好きなものが食べられない生活を想像してみてください!!私たち看護師はどうすればこの障害をもった患者さんの気持ちを理解し、そして、専門性を活かした看護が展開できるのか日々相談しながら対応しています。「食べたい」を支えることができるよう頑張っています。
感染管理
感染管理認定看護師 畠山 国頼
感染管理認定看護師は、患者さんはもちろんのこと、職員はじめ病院内にいるすべての人々を感染から守ることが使命です。
具体的には
- 院内感染、職業感染を防止するための職員教育
- 感染に関係する日々の検査データから、院内感染の兆候の有無を監視
などを日々行っています。
また、院内だけでなく、地域の方々にも広く感染対策を知っていただくため、出前講座などの院外活動もおこなっています。これを見られた機会に是非お申込みください。
手術看護
手術看護認定看護師 瀧岡 祐太
私は手術看護認定看護師として、手術を安全に、また安心して受けていただくことができるように日々活動しています。主な役割は、手術による侵襲を最小限にし、合併症を予防することです。具体的には、手術中の体温管理や褥瘡・神経損傷を予防するための体位の工夫などを行うとともに、医療機器や機械の管理をしています。さらに術後訪問を行い手術看護の評価をしています。
また、手術室ではチームの力が重要になります。最大限の力が発揮でき、質の高い手術医療・看護が実践できるように、手術室スタッフに対しての指導や相談、勉強会なども行っています。
安全な手術・麻酔を受けていただくよう、当院では「周術期外来」を実施しています。手術を行うにあたって、手術前の身体の状態を確認し、麻酔や手術室の説明を行います。更に患者さん・家族さんの手術・麻酔に対する思いを聞くことで安心して手術が受けられるようサポートしています。
手術について分からない点、不安な点などたくさんあると思いますが、遠慮せずご相談ください。
認知症看護
認知症看護認定看護師 西 政治
人口の高齢化とともに認知症をもつ人が増加してきており、認知症をもちながら他の病気で入院することも多くなってきています。
高齢者の特徴として、入院という慣れない環境に適応できず、不安や混乱を起こしやすく、せん妄や認知症の行動・心理症状につながるリスクが高くなっています。患者さんが安心して入院生活が送れるように、症状が起こっている要因をアセスメントし、それらを改善できるようにしています。
同じような症状でも人によって違うため、その人の視点に立って考え一人ひとりの個別性に合わせた看護を提供していきたいと考えています。認知症をもつ人が安心して治療が受けられるように、多職種と協働しながら柔軟な視点を大切に、その人らしく安心して生活ができるように支援させていただきます。
救急看護
救急看護認定看護師 福塚 一代
救急看護は、病院前到着前医療から、病院での初期治療・急性期の危機状態を脱するまで、HCUへの入院後の看護や、災害医療など多岐にわたります。奈良県南和地域の救急搬送など『南和の医療は南和で守る』を目標にスタッフが一丸となり日々頑張っています。管理者として運営・管理にかかわるとともに、専門的な知識を活かして看護実践を行うとともに、スタッフ教育や、DMAT活動、呼吸ケアサポートチーム、災害委員会活動、市民への一次救命講習なども行っています。当院は、奈良県ドクターヘリの基幹連携病院であり、ヘリが常駐しています。フライトナースとしての活動も行っています。救急センター受診時の院内トリアージ実施、状況判断や迅速な医療介入・診療介助・検査介助・治療実践など、入院までの速やかな医療連携・継続治療にも関わり、患者さんの回復への援助を行います。地域に根差した医療提供ができるよう努めます。
皮膚・排泄ケア
皮膚・排泄ケア認定看護師 馬塲 精江
褥瘡(床ずれ)を持つ患者さんに対し看護の力で治癒を促したいという思いから、皮膚・排泄ケア認定看護師の資格を取得しました。皮膚・排泄ケア認定看護師は、健康を害した皮膚ならびに皮膚障害のリスクの高い脆弱な皮膚に対するスキンケアを中心に、褥瘡(床ずれ)などの創傷管理やストーマ(人口肛門)・失禁等の排泄管理、患者・家族の自己管理およびセルフケア支援、スタッフ教育を行ないます。
ストーマや褥瘡を持つ在宅の患者さんに専門的な看護ケアを直接自宅で提供できるように訪問看護師と同行訪問を行なっています。
糖尿病看護
糖尿病看護認定看護師 甲斐 真紀子
看護師として就職し働いているなかで糖尿病の治療をおこなう患者さんと関わる機会が多くなり、糖尿病について勉強したい思いが芽生え、糖尿病療養指導士(CDEJ)や下肢重症化予防(フットケア)の資格をとり前病院で活動していました。
そして当院の支援もあり2017年に糖尿病看護認定看護師の学校に入学し資格を取得しました。
厚生労働省の「2012年国民健康・栄養調査結果」では『国民の5人に1人が糖尿病に該当する。』と言われ、今は「国民病」として最近ではTVや雑誌・インターネットでも取り上げられ糖尿病という病気を知る人も多くなりました。しかし、情報が多く「正しい情報」を自分で判断することが必要です。
そのため、糖尿病についての情報を伝えて行きたいと考えています。当院にはCDEJが多く在籍しており糖尿病チームとして(医師・看護師・管理栄養士・薬剤師・理学療法士・歯科衛生士)カンファレンスを行っています。今後は院外での市民公開講座や院外での活動もこれから一緒に行っていきたいと考えています。
糖尿病患者さんが自宅でおこなう療養生活が治療の主であり、今後一緒により良い生活が過ごせるようにお手伝いさせていただきたいと思います。
老人看護
老人看護専門看護師 小林 みゆき
老人看護専門看護師は、日々のケアの中で、疾患や問題に焦点を当てた医学モデルに加え、生活の視点を大切にしております。
急性期病院では、医学の高度化により、高齢者も大きな治療を受けることができるようになった一方で、治療中に生活機能や認知機能、意欲が低下し、元の生活に戻ることが難しくなることがあります。入院早期から、その人のもてる力を考慮し、その人にとっての最善のケアを多職種チームで話し合い、支援しています。
2016年日本老年看護学会は、『急性期病院において認知症高齢者を擁護する』立場表明をされました。その中で、「身体拘束を当たり前としない医療・ケア」を掲げております。2018年から「急性期病院における身体拘束解除のプログラム」を作成し、日々取り組んでいます。高齢者の尊厳と安全を守り、安心して治療とケアを受けて頂けるように努めます。
お問い合わせ
南和広域医療企業団南奈良総合医療センター看護部部長室