地域がん診療病院

南奈良総合医療センターは、平成28年4月の南和広域医療企業団の発足以来、「南和の医療は南和で守る」を基本理念に掲げ、地域の皆さんが安心して、最適な医療が受けられるよう、職員一同が力を合わせて日々の業務に取り組んでいます。
がんの拠点病院が空白であった南和保健医療圏において、平成29年4月に地域がん診療病院の指定を受け、専門性を活かした質の高いがん医療の提供に努めて参りました。当院で提供できないがん腫や放射線治療が必要な症例については、県がん診療連携拠点病院である、奈良県立医科大学附属病院との連携による診療を行っています。
当院は、南和地域で唯一の二次救急医療機関として、救急センターを設置して24時間365日、救急患者を受け入れる体制となっているため、がん患者の急変時にも対応ができることや、へき地医療拠点病院として、へき地診療所や地域の医療機関との連携、在宅患者への訪問診療も強化しており、地域密着型の医療を行っています。平成29年11月には地域医療支援病院の承認を受け、これまで以上に地域の医療機関と連携・協力しながら、より多くの方に良質な医療サービスを提供して参りました。この仕組みをがん診療にも活用していきたいと考えています。
今後も、南和地域の中核病院としての役割を果たすとともに、がん診療の拠点として今後も貢献をして参ります。