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あしあと

    院長のごあいさつ

    • [公開日:2021年7月29日]
    • [更新日:2023年1月5日]
    • ID:12

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    ご挨拶

    笑顔と感謝にあふれる病院をめざす

    南和広域医療企業団
    南奈良総合医療センター 院長
    松本 昌美

    院長の写真

    南奈良総合医療センターは、過疎・高齢化の進んだ奈良県南和地域における公立病院の統合・再編事業により、南和広域医療企業団(構成団体:奈良県、五條市、吉野町、大淀町、下市町、黒滝村、天川村、野迫川村、十津川村、下北山村、上北山村、川上村、東吉野村)3病院のうち、急性期および回復期医療を担う病院として2016年4月に開院し、5年が経ちました。

    専門診療として25診療科と、さらにチーム医療として救急・消化器・糖尿病・リウマチ運動器疾患・腎尿路疾患・一次脳卒中・地域医療連携・在宅医療支援・へき地医療支援・がん相談支援・健診の11センター機能を有しており、良質で、患者、家族の皆さんにとって最適な医療をまごころこめて提供しています。
    2020年に始まった新型コロナウイルス感染症に対しては、職員一丸となって地域の救急など一般医療を守りながら、重点医療機関としての役割を果たしております。また、ワクチン接種にも積極的に取り組んでいます。

    救急センターでは救急科、総合診療科専門医などによるチーム診療を行い、断らない救急を目指し24時間365日救急搬送を受け入れる体制を構築して、救急車搬送受入件数は病院再編前の約2倍になっています。さらに、2017年3月から奈良県独自のドクターヘリが屋上に常駐し、奈良県立医科大学附属病院、奈良県総合医療センターと連携して、救急医療・へき地医療の強化を図っています。

    また、地域がん診療病院として、がん診療を充実させるとともに、脳卒中、糖尿病、消化器病、運動器疾患などの専門診療も強化しています。さらに、機能回復、在宅復帰を目指して、サテライトリハや庭園を備えたリハ室などにおいて集中的なリハビリテーションを行っています。

    在宅療養支援病院、地域医療支援病院にも指定され、地域医療連携センター・在宅医療支援センターでは種々の研修会などの病診連携事業や入退院支援などに加え、地域の医療・介護機関などと連携して訪問診療・訪問看護を行い、2021年1月には訪問看護ステーションを併設いたしました。また、回復期・慢性期医療、在宅医療を担う吉野病院と五條病院をあわせて、南和広域医療企業団3病院が一体となって、急性期から回復期、慢性期までのシームレスな医療を提供する体制を構築しています。

    さらに、へき地医療拠点病院として医師・看護師の養成、派遣や巡回診療を行うほか、10カ所の公立へき地診療所と企業団3病院が双方向で電子カルテを参照できる環境を整え、テレビ会議システムを併用した「ふるさとネットやまと」を運用して、地域全体が1つの医療機関のように機能することで、住民に安心・安全な医療を提供する体制をつくり、地域包括ケアに貢献しています。

    教育・研修のできる病院であるために、奈良県立医科大学、自治医科大学等の卒後臨床研修、基幹型の総合診療専門医、各専門医などの医師養成に力を入れており、特に2019年度から基幹型臨床研修として「南和まるごと研修」を実施しています。また、附属の南奈良看護専門学校では、地域で活躍する看護師を養成しています。

    企業団3病院共通の理念は「まごころをこめて良質で最適な医療を提供します~笑顔と感謝にあふれる病院をめざす~」であります。病院職員は医療人として向上心をもって自己研鑽し、高度な技術とクオリティを発揮するのは当然ですが、まごころと感謝をこめて笑顔で接することが大切だと考えております。そして、地域と共に歩み、安心して生活できる社会に医療面から貢献していきます。
    企業団の基本理念にあるように「南和の医療は南和で守る」べく、南奈良総合医療センターは、地域の中核病院として、また地域の健康づくりを医療面からサポートする病院として、邁進していく所存でございますので、皆さんのご理解、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

    2021年7月