MRI撮影
- [公開日:2020年9月16日]
- [更新日:2025年5月15日]
- ID:86
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装置

3T MRI装置
シーメンスMR装置『 MAGNETOM Lumina 3T』
令和7年2月に3T(テスラ)MRI装置を新規導入し念願の2台体制になりました。
3Tの高い磁場強度とAIを用いて開発された最新のテクノロジーにより脳、脊椎などの微細病変、脳血管の小さい動脈瘤、全身各部位の高精細な画像検査を行うことができます。画像再構成プロセスにDeepLearning(深層学習) Reconstructionを用いたDeep Resolveは先進的なMR画像再構成技術です。撮像時間を短縮しても、従来と比較して高分解能な画像を得ることが可能になりました。また、呼吸停止ができない方でも、装置が自動的に呼吸情報を認識し、画像収集に反映されます。
検査時間は単純検査は15~30分、造影検査は30分程度です。

従来の3T MRI画像 Luminaの画像


1.5T MRI装置
シーメンスMR装置 『 MAGNETOM Avant Fit Upgrade 1.5T』
3T MRI装置の導入に伴い、1.5T MRI装置のバージョンアップを行いました。
開院以来使用してきましたが、10年目を迎え、ソフトを一新いたしました。3T MRIと同じDeepResolveなどの最新テクノロジーを搭載し、ノイズ除去と空間分解能向上を同時に行い、SNRを向上しつつ高分解能な画像を短時間で取得可能になりました。撮像部位によっては、3T装置と同等の画像が得られます。
検査時間は単純検査は15~30分、造影検査は30分程度です。




約550人/月のMRI検査があり、そのうち救急科を含む当日緊急検査が3割を超えています。緊急性の高い急性期脳梗塞の早期発見には、MRI検査が必須であり、その後の治療方法が確定されます。放射線部においても、救急患者を最優先に考え24時間対応できる体制を整えています。

下肢造影MRI MRA画像

全脊柱 単純MRI

頭部単純MRI DW画像

頭部単純MRI MRA画像

MRI検査のメリット・デメリット

メリット
- 放射線の被曝がない
- 病変部と正常組織のコントラストが良好
- 造影剤を使用しなくても血管などの画像が得られる
- 脳神経領域や脊髄、関節、骨盤腔内の診断能に優れている

デメリット
- 閉所恐怖症の患者さんに不向き
- 検査範囲が狭く、検査時間が長い
- 動きに弱く、画像が劣化することがある
- ペースメーカーや体内金属があると施行できない可能性がある

MRI検査 入室前チェック

MRIを受けられない方
- MRI非対応の心臓ペースメーカーを装着されている方は、検査を受けることができません。(ただし、当院で挿入したペースメーカーは検査可能)
- また、妊婦の方や妊娠している可能性のある方も、検査を受けることができません。
- 閉所恐怖症の方、人工関節やステントを装着されている方、刺青(いれずみ)のある方は、主治医に必ず相談してください。

室内に持ち込めないもの
- 金属類…アクセサリー類、指輪、時計、メガネ、鍵 等
- 磁気カード…キャッシュカード、診察券、定期券 等
- その他…補聴器、入れ歯、湿布、カイロ、ライター、携帯電話 等
※カラーコンタクトレンズ、マスカラ等は外していただきます。
※増毛パウダーは付けてこないでください。


MRIの予約方法

お問い合わせ
南和広域医療企業団南奈良総合医療センター放射線部