整形外科
- [公開日:2020年4月3日]
- [更新日:2024年12月2日]
- ID:69
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概要
診療科紹介
南和地域の中核病院の整形外科として、手術による治療や専門的なリハビリテーションを実施し、整形外科領域の幅広い疾患に対して専門的医療を提供しています。さまざまな症状を呈する運動器疾患の診断を的確に行うべく整形外科疾患とリウマチ性疾患を統合的に診療し、運動器疾患全般を扱うセンターとしての医療を展開することを目標としています。また当院の特徴である24時間365日対応の救急医療において多くの外傷症例にも対応しています。当院には在宅復帰のためのリハビリテーションを目的とする回復期病棟が併設されており急性期から回復期までスムースに生活復帰を目指しています。
南奈良総合医療センターは五條病院、吉野病院と運営(ならびに電子カルテ)が統合されております。整形外科においても治療やリハビリテーションにおいて互いの医師やリハビリテーション部と連携しておりますので、外来診療や転院を要する場合もどうぞご安心ください。
対象となる疾患
- 変形性関節症(膝、股、足、肩、肘、手、手指など)
- 関節リウマチ
- 脊椎疾患(腰椎椎間板ヘルニア、頸椎症性脊髄症、脊柱管狭窄症、脊椎骨折など)
- 骨粗鬆症(および関連骨折、健診)
- スポーツ関連疾患
- 軟部組織腫瘍・骨腫瘍
- 腱鞘炎などの腱や靱帯、筋肉に関する痛み
- 血行障害や糖尿病などによる足部の障害や壊死など
その他の整形外科疾患についても治療を行っていますので担当医にご相談ください。
スタッフ紹介
医師名 小畠 康宣(こばた やすのり)
- 役職
院長 - 担当
手・肘の外科、リウマチ性疾患、マイクロサージェリーなど - 資格・専門医
日本整形外科学会指導医・専門医・認定リウマチ医
認定運動器リハビリテーション医
日本リウマチ学会指導医・専門医、評議員
日本手外科学会専門医、評議員
日本医師会認定産業医
医学博士
奈良県立医科大学臨床教授 - 一言メッセージ
手や肘の疾患、関節リウマチなどの膠原病性疾患の薬物治療や手術治療、顕微鏡を使用した再建手術などを専門としています。小児の疾患や近年増加している高齢者の骨粗鬆症・ロコモ対策なども積極的に行っています。整形外科疾患とリウマチ性疾患を統合的に診療し、さらにリハビリテーションも含めて運動器疾患全般を扱うセンターとして機能するように、チームとして努力したいと思っています。わからないことがあれば何でも遠慮なく聞いてください。
医師名 水掫 貴満(もんどり たかみつ)
- 役職
リウマチ・運動器疾患センター長 リハビリ部部長兼務 - 専門領域
肩・肘関節外科・スポーツ整形外科・整形外科一般 - 資格・専門医など
日本整形外科学会専門医・指導医
日本整形外科スポーツ認定医
日本整形外科リウマチ認定医
奈良県立医科大学臨床研修指導医
日本骨折治療学会評議員
日本肘関節学会評議員
奈良県立医科大学臨床教授
医学博士
- 一言メッセージ
肩・肘関節専門外来を担当しています。患者さんひとりひとりに納得行くまで説明することを心掛けて診察・治療を行うことを信条としています。待ち時間はあるとは思いますが、肩・肘関節でお困りの方は足を運んでみてください。予約のみの診察になりますが、かかりつけの病院・診療所(整形外科でなくても構いません)からの紹介状があれば、当院の地域連携部で事前に予約をとることが出来ます。是非ご活用ください。
医師名 加藤 宜伸(かとう よしのぶ)
- 役職
整形外科 部長 - 専門領域
脊椎外科、外傷一般 - 資格・専門医など
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会脊椎脊髄病医
脊椎脊髄外科専門医
日本脊椎脊髄病学会指導医 - 一言メッセージ
頸や腰などの脊椎疾患を専門として、診療にあたってまいりました。手足のしびれや動きにくさを生じうる頸椎疾患や、神経痛による下肢の痛みやしびれ、動きにくさの原因となる腰椎疾患などに対して、内服治療、神経ブロック注射、手術などの治療を行っています。南和地域の医療に貢献できるようにがんばりますので、よろしくお願い申し上げます。
医師名 東 由貴(ひがし ゆき)
- 役職
整形外科 医員 - 専門領域
手・手関節外科・マイクロサージェリー、外傷一般、小児 - 資格・専門医など
日本整形外科学会専門医
日本整形外科学会 学会員
日本手外科学会 学会員
- 一言メッセージ
患者さんの立場に立ち、寄り添った診療ができるように心掛けています。南和地域の医療に貢献できるように努めていきます。
医師名 三浦 佑介 (みうら ゆうすけ)
- 役職
整形外科 医員 - 専門領域
股関節外科 骨粗鬆症 外傷一般 - 資格・専門医など
日本整形外科学会専門医
日本股関節学会 学会員
日本骨粗鬆症学会 学会員
中部日本整形外科・災害外科学会 学会員 - 一言メッセージ
患者さんの訴えに耳を傾けながら少しでも南和地域の医療に貢献できるよう精進させていただきます。
医師名 辻村 啓輔(つじむら けいすけ)
- 役職
整形外科 医員 - 専門領域
肩・肘関節外科、外傷一般 - 資格・専門医など
日本整形外科学会学会員
日本肩関節学会 学会員
日本肘関節学会 学会員
日本骨折治療学会 学会員 - 一言メッセージ
優しく丁寧な診療を心がけています。南和地域の患者さんに、より良い医療を提供できるよう尽力します。
医師名 岩井 一紗(いわい かずさ)
- 役職
整形外科 医員 - 専門領域
外傷一般 - 資格・専門医など
日本整形外科学会学会員、中部日本整形外科・災害外科学会会員 - 一言メッセージ
患者さんが一人ひとりと向き合い、相談しやすい医師になれるように、精一杯頑張ります。よろしくお願いします。
医師名 門野 邦彦(かどの くにひこ)
- 役職
整形外科 非常勤医師、五條病院整形外科部長 - 専門領域
足の外科、フットケア、糖尿病足、骨粗鬆症、小児整形外科 - 資格・専門医など
日本整形外科学会専門医、医学博士、奈良県立医科大学臨床教授 - 一言メッセージ
専門は足の領域における疾患全般です。つま先からくるぶしの上あたり(ちょうど靴下の部分)におけるケガ、変形、創傷、疼痛などを専門としています。子どもの生まれつきの変形、おとなの関節の痛み、高齢者の骨ぜい弱による問題など、足に関する症状であれば一度ご相談ください。診察の結果、整形外科が原因でない疾患である場合も、適切な治療のできる専門科へのご紹介などを行います。
現在、奈良県南部は高齢化が急速に進行しています。高齢者は骨粗鬆症が多く、軽い転倒などで骨折される方も多く見られます。骨折の治療だけで終わらせず、その後の骨粗鬆症治療を継続することが望ましいと考えます。また、骨折を起こす前に骨粗鬆症治療を始めていくことはさらに望ましいと考えます。健康診断などで骨粗鬆症を疑われた方は受診されることをおすすめします。
医師名 仲西 康顕(なかにし やすあき)
- 役職
整形外科 非常勤医師 - 専門領域
手・腕の痛み 超音波診断と治療 腱鞘炎(ばね指)の、ごく小さな傷での日帰り手術など - 資格・専門医など
日本整形外科学会専門医
医学博士 - 一言メッセージ
2008年に町立大淀病院に赴任し2011年には奈良医大に異動しましたが、南奈良総合医療センターが開院してからも週に1回金曜日の外来と手術を続けさせて頂いています。これからも南和の医療の力に少しでもなっていきたいと思います。
医師名 今中 章(いまなか あきら)
- 役職
整形外科 非常勤医師 - 専門領域
肩関節外科、整形外科一般 - 資格・専門医など
日本整形外科学会専門医
医師名 倉田 慎平(くらた しんぺい)
- 役職
整形外科 非常勤医師 - 専門領域
肩関節外科、整形外科一般 - 資格・専門医など
日本整形外科学会専門医
医学博士 - 一言メッセージ
こんにちは。肩関節の専門家として働かせていただいております。
整形外科の治療を通して南和医療のサポートをできるように努力いたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。
取り組みと実績
専門外来
下記疾患において専門医が診療を行っております。受診希望の際はかかりつけの担当医(他院もしくは当院)にお申し出いただき、予約を取得して頂くようにお願いいたします。
手外科外来(小畠、東、仲西)
手の痛みやしびれ、腫脹をきたす疾患について診断治療を行います。代表的な疾患は腱鞘炎や手関節や手指の骨折、手根管症候群、靱帯損傷(捻挫)、変形性関節症などです。手や手指の治療には緻密で専門的技能を要求されます。当院では主として手外科学会専門医が治療担当医、指導医として担当します。
また顕微鏡下手術にも対応しており、切断指再接着術や遊離皮弁移植術なども行っています(マイクロサージャリー)。
また、作業療法士による専門的なリハビリテーション(ハンドセラピー)も行っております。
代表的な手外科疾患については下記リンクをご覧ください。
肩・肘関節外来(水掫・倉田・今中・辻村)
こんな症状でお困りの場合はご相談ください
- 肩が痛くて夜に何度も目が覚める
- 肩をあげるときに引っかかり感がある
- 最近衣服の着脱が困難になってきた
- 腕をあげるときに肩・肘関節でゴリゴリ音がする
- 物を持つときに肘に痛みが走る
手術になる代表的な疾患
肩関節
- 腱板断裂(肩の筋肉の“すじ”がきれている状態)
- 変形性肩関節症(関節の軟骨が擦り減っている状態)
- リウマチ性肩関節症(関節リウマチが原因で関節が傷んでいる状態)
- 反復性肩関節脱臼(繰り返し肩が抜ける状態)
- スポーツ障害(投球障害など運動にまつわる障害)
肘関節
- 上腕骨外側上顆炎(テニス肘)
- 上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)
- 変形性肘関節症(関節の軟骨が擦り減っている状態)
- リウマチ性肘関節症(関節リウマチが原因で関節が傷んでいる状態)
- 肘部管症候群(肘の神経が麻痺している状態)
- 野球肘
足の外科外来(門野)
子どもの足の変形や歩き方の異常、学生のスポーツによる足の痛みやけが、中高年のへん平足や外反母趾、高齢者に多いまき爪や胼胝(タコ、魚の目)などなど、あらゆる年齢層のつま先から足くびまでに生じるほぼすべての障害(疾患)と傷害(けが)の診療を行います。足の外科の治療の多くは手術ではない保存的治療が優先されます。靴や装具(足底挿板)は足の治療の重要な手段です。専門の義肢装具士と協力して適切な装具療法を行います。
保存治療で十分な効果が得られない場合は手術治療を行います。外反母趾矯正術、へん平足矯正術、変形性関節症に対する骨切り術、関節固定術、外脛骨切除術、足根骨癒合部切除術などがあります。
下肢救済足病外来(門野)
「足梗塞」という言葉をご存知でしょうか?
頭の血管が詰まれば脳梗塞、心臓の血管が詰まれば心筋梗塞、同様に足に流れる血管が詰まってしまい足のゆびや足全体が黒く壊死してしまうものです。このように壊死してしまうと足や脛で切断せざるをえなくなってしまいます。糖尿病の方、人工透析の方、過去に脳梗塞や心筋梗塞を患ったことのある方は足の血流障害も生じる危険性が高いといえます。足のゆび・足のうらに小さなキズがありませんか?
足の甲で脈が触れにくい方は、下肢の血流をいちどチェックされることをお勧めします。
こういった「足病」は初期のうちに診断し、皮膚科、形成外科、糖尿病内科、循環器内科、放射線科、血管外科、整形外科、リハビリテーション科などが共同して治療にあたる必要がありますが、患者のみなさまにとっては、どこを受診すればいいのか不明確であったと思われます。当外来では足に生じるあらゆる異常についての総合受付としての役割を果たしていきたいと考えております。
スポーツ整形外科外来(水掫、倉田)
地域の野球肘検診について
地域の野球大好き・少年少女野球選手に対して、身体の柔らかさ、関節の異常の有無をチェックする目的に、南奈良医療センターの整形外科・リハビリテーションのスタッフにより、予防・早期発見・早期対応を目的に対応させて頂いております。治療を要する状況の早期発見、実際にトレーニングの方法や投球動作についてをチェックし、リハビリテーションを行うことで正しい投球動作を身に着けて、再発をしないようにすることがモットーです。選手個人個人の対応だけでなく、チームごとに対応することも可能です。お気軽にご相談ください。
重度四肢外傷外来(小畠、東)
上肢や下肢、骨盤など重症の外傷性疾患について治療を行っています。偽関節(骨がうまくつかなかった)や皮膚欠損(外傷や潰瘍など皮膚が欠損している)などの治療も行っています。
股関節外科外来(三浦)
主として股関節の痛みに対しての治療を行っています。人工関節手術に対してのご相談も行っています。
超音波診断治療外来(仲西)
近年急速に進歩している超音波による神経・関節・筋疾患などの診断・治療はもちろんのこと、超音波を応用したブロック治療も積極的に行っています。
また、ごく小さな傷による腱鞘炎(ばね指など)の治療を行っており、好評を頂いています。
脊椎外科専門外来(加藤)
腰椎椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症などによる手足のしびれや痛みに対しての治療を行います。
リウマチ外来(小畠、松岡)
当院のリウマチ・運動器疾患センターと連携しています。
リウマチ・運動器疾患センターではリウマチ膠原病内科の専門医である奈良県立医科大学総合診療学講座の松岡医師(非常勤医師)として内科的専門診療にあたるとともに、小畠院長ならびに水掫センター長を中心に整形外科的診療を行っており、生物学的製剤などについてもほぼすべての薬剤を投与管理しています。また合併症管理で必須である呼吸器内科や感染症内科、循環器内科、眼科などの専門診療医も常勤配置されており連携し診療にあたっています。さらに24時間365日救急応需体制も相まって万全の体制で患者さんをお迎えできる体制となり、徐々に近隣の地域からご紹介頂いた患者さんが増加している現状です。
外来担当医表
詳しくは外来担当医表のページをご覧ください。
お問い合わせ
南和広域医療企業団南奈良総合医療センター診療部整形外科