新・家庭医療専門研修プログラム
- [公開日:2020年7月28日]
- [更新日:2022年3月28日]
- ID:147
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1.プログラムの概要
- 新・家庭医療専門医は、総合診療専門医を基本領域とするサブスペシャリティ領域です。
この専門研修プログラムでは、家庭医療学についての深い理解を基盤として、良質なプライマリ・ケアを提供するとともに、地域でリーダーシップを発揮することのできる医師の養成を目的としています。 - 本プログラムは、総合診療専門医取得後に登録、総合診療専門研修と同時登録、いずれも可能です。
- 総合診療専門研修は家庭医療専門研修としてもカウントされるので、最短4年で新・家庭医療専門医の受験資格が取得できます。
2.ローテート例(総合診療専門研修プログラムと連動研修の場合)
- 1~3年次は、総合診療専門研修プログラムと重っており、内科12ヶ月、小児科3ヶ月、救急科3ヶ月、総合診療専門研修2(家庭医療専門研修2)6ヶ月、総合診療専門研修1(家庭医療専門研修1)を12ヶ月研修します。3年次修了時点で総合診療専門医の受験資格が得られます。
- 4年次は、家庭医療専門研修1で、へき地診療所等での研修を行います。
時期 | 研修内容 | 研修場所 |
---|---|---|
専攻医1年目 | 内科 | 南奈良総合医療センター |
専攻医2年目 | 小児科 救急科 家庭医療専門研修2※ | 南奈良総合医療センター |
専攻医3年目 | 家庭医療専門研修1※ | 南奈良総合医療センターへき地医療支援センター、へき地診療所、五條病院、吉野病院 |
専攻医4年目 | 家庭医療専門研修1 | 南奈良総合医療センターへき地医療支援センター、へき地診療所、五條病院、吉野病院 |
※総合診療専門研修1・2を読み替える
3.各ローテート先で学べる内容や特色
- 専門研修中はどの施設においても学会の定めるコンピテンシーを念頭に置いた研修が受けられます。
全体を通じて振り返りを重視し、指導医との省察を経て学びを深めることができます。 - 南奈良総合医療センター 総合診療科
救急外来・急性期病棟を中心に、患者の適切なマネジメントを学ぶことができます。 - 南奈良総合医療センター専門各科
週一日の研修日を利用して、へき地医療で必要な整形外科、皮膚科などの専門科のスキルを学ぶことができます。家庭医に必要な各領域の知識・技能の習得に加え、医師同士の効果的な連携の実現に向け、相互理解と敬意に基づく関係性の構築方法を学びます。 - 南奈良総合医療センターへき地医療支援センター
在宅訪問診療・初診/継続外来を中心に研修を行い、病を抱えながらも住み慣れた地域で生活できるよう支援する方法を学ぶことができます。 - 五條病院/吉野病院/各へき地診療所
継続的で質の高い慢性疾患のケア、日常的な健康問題のケア、幅広い疾患や外傷へのケアを提供し、その妥当性を自己学習や指導医との振り返りの中で検証し、成長することができます。
地域住民が最初に受診する場に求められる安全で効率的な医療の提供方法や、患者・医師関係の構築、病診連携、地域の医療リソースとの連携、診療情報の共有など、地域全体で住民を支える方法を学ぶことができます。
- 十津川村国民健康保険小原診療所
- 下北山村国民健康保険診療所
- 上北山村国民健康保険診療所
- 天川村国民健康保険直営診療所
- 黒滝村国民健康保険診療所
- 野迫川村国民健康保険診療所
- 曽爾村国保診療所
- 五條市大塔診療所
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南和広域医療企業団南奈良総合医療センター教育研修センター