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あしあと

    インタビュー

    • [公開日:2020年7月28日]
    • [更新日:2022年5月17日]
    • ID:146

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    南奈良総合医療センター総合診療専門研修プログラム(総合診療科 関岡 叙衣)

    関岡叙衣の写真

     私は当院の総合診療専門プログラム/家庭医療専門研修プログラムの専攻医です。研修医の皆さんから「南奈良の総合診療科はどのような科ですか?」と尋ねられることがよくあるので、今日は南奈良の話を中心にご紹介できればと思います。

     まず、私が南奈良総合医療センターの総合診療科プログラムを選択したきっかけをご紹介します。当初、初期研修から進む科を選択する際にさまざまな葛藤がありました。学生のときは明確に何科と決めていた訳ではなく、なんとなく「全部診れたらいいな」と思っていました。いざ初期研修が始まるとそれぞれの科に違った魅力があり、その中から選択するのは非常に難しく、どの科の知識も活かせるところ、どの科とも関わり合いを持てるところ進みたいと思うようになりました。

     そのような中、南奈良総合医療センターの総合診療科をローテートする機会がありました。病棟・外来業務、在宅医療、救急外来と行うなかで、『いろいろな健康問題を持った患者さんに寄り添い、一人一人の人生をより豊かにできるようサポートしていく』という姿勢で真摯に患者さんと向き合う先輩方の姿をみて、自分の“なんとなく“目指していた医師像を明確にすることができました。私もその様な医師を目指したいと思い、南奈良の総合診療科専攻医として働くことを選択しました。

     病棟業務は複数の専攻医と指導医からなる屋根瓦式のチーム制で行っています。どの上級医も相談しやすい環境を整えてくださっており、いつでも気軽に相談することができます。また、科の特性上、他科の先生やメディカルスタッフに相談する機会も多いのですが、当院は他科との垣根が低く、スタッフ同士で相談しやすいことが特徴でもあり、いろいろな診療科/診療部門で連携して診療を行っています。定期外来や在宅医療に関しても、定期的なカンファレンスが開催され、上級医に相談しながら治療方針を立てることができます。このように、指導体制が充実していることが最大の魅力と感じています。

     さらに、総合診療科の業務内容は多種多様ですが、専攻医一人一人の興味関心が尊重され、“得意を伸ばし、不得意を補いあう”形でチームで取り組んでいます。若手医師も多く、人数がいればこそ可能な働き方だと感じています。

     昨今の高齢者社会の中では、複数の科にまたがって疾患を患っている方も多く、自宅生活に支障をきたしながらもなんとか過ごしているという方も少なくありません。入院診療や外来、在宅医療などさまざまな医療手段を用い、いろいろな専門科と協力をしながら、患者さん一人一人の人生をより良いものにできるよう、病気だけでなく人を治療していく医師を目指したいと思っています。


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    南和広域医療企業団南奈良総合医療センター教育研修センター