呼吸器内科
- [公開日:2021年7月8日]
- [更新日:2024年1月19日]
- ID:152
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概要
呼吸器内科の紹介
当院は呼吸器学会認定施設、日本呼吸器内視鏡学会認定施設、日本アレルギー学会教育研修施設で、奈良県南部の呼吸器診療における基幹施設の役割を担っております。呼吸器領域のほぼ全般を対象に診療を行っています。
- 慢性閉塞性疾患(COPD)
- 間質性肺炎、器質性肺炎、好酸球性肺炎、過敏性肺炎などのびまん性肺疾患
- 気管支喘息
- 肺がんなどの腫瘍性疾患
- 肺炎、非結核性抗酸菌症、慢性下気道感染症などの感染性疾患(排菌結核を除く)
- 気胸、膿胸、胸膜炎
- 睡眠時無呼吸症候群
診断・評価には気管支鏡検査、CT画像、呼吸機能検査、呼気NO(一酸化窒素)測定などの検査を施行し速やかな診断に役立てております。また常に最新のエビデンスに基づいた質の高い治療を行うことができるように取り組んでおります。
代表的な呼吸器疾患と当院での取り組み
間質性肺炎 肺の間質に炎症を起こし肺構造が壊れて肺の機能が失われていきます。原因はさまざまなものがあり、関節リウマチなどの自己免疫性疾患、薬剤や健康食品、カビや羽毛などが知られています。また慢性経過で原因不明の特発性間質性肺炎もあります。治療法は原因によりますが、ステロイド・免疫抑制剤や必要に応じて抗線維化剤などの薬物療法や酸素療法などを行います。
気管支喘息 気管が慢性的に炎症を起こして、呼吸困難、咳、喘鳴(ゼーゼーいう呼吸)といった症状が発作的でる疾患です。肺機能検査らで診断します。治療は吸入ステロイドを中心に治療しますが、重症喘息の際には生物学的製剤による治療を行っています。
肺がん 肺がんは近年増加傾向にあり、わが国のがんの死亡原因のトップにあたります。喫煙の影響が言われていますが、喫煙しない人にも発生します。肺がんが疑われる場合には、気管支鏡検査を行い組織学的に診断します。小さな病変やリンパ節組織を採取する際には、超音波を併用して行っています。診断後は病気の広がりや全身状態を評価してひとりひとりの患者さんに合わせた最適な治療を選択しています。薬物療法では、肺がん細胞の遺伝子解析、PD-L1というタンパクの発現によって適応を判断して、従来の抗がん剤に加えて、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害剤などで治療を行います。放射線治療や手術が必要な際は奈良県立医科大学を中心にご紹介させていただき対応させていただいております。
睡眠時無呼吸症候群 家族から寝ているときのいびきや無呼吸を指摘され受診されることが多い病気です。おもに日中に眠気などの症状があります。まず簡易の睡眠検査でスクリーニングを行い、さらに詳しい検査が必要であれば1泊2日の入院で行うポリソムノグラフィによる検査を行っています。治療はマスクで陽圧をかける持続陽圧呼吸療法(CPAP)を行います。
スタッフ紹介
医師名 甲斐 吉郎
- 役職
呼吸器内科部長 - 専門領域
呼吸器疾患(呼吸器一般、COPD、気管支喘息、間質性肺炎、肺がん、呼吸器感染症、気管支鏡診断) - 研究分野
炎症性肺疾患における分子病態メカニズムの解析 - 資格専門医
医学博士
奈良県立医科大学臨床教授
日本内科学会認定内科認定医・総合内科専門医
日本呼吸器学会認定呼吸器専門医・指導医
日本アレルギー学会認定アレルギー専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会認定気管支鏡専門医・指導医
日本がん治療認定医機構認定がん治療認定医
日本医師会認定産業医
ICD(インフェクションコントロールドクター)
医師名 片岡 良介
- 役職
呼吸器内科医員 - 専門領域
呼吸器疾患(呼吸器一般、COPD、気管支喘息、間質性肺炎、肺がん、呼吸器感染症、気管支鏡診断) - 資格専門医
日本内科学会認定内科認定医・総合内科専門医
医師名 鈴木 健太郎
- 役職
呼吸器内科専攻医 - 専門領域
呼吸器疾患(呼吸器一般、COPD、気管支喘息、間質性肺炎、肺がん、呼吸器感染症、気管支鏡診断) - 資格専門医
日本内科学会認定内科認定医
(非常勤医師)
医師名 村上 伸介
- 役職
吉野病院・内科医長 - 専門領域
内科疾患、呼吸器疾患 - 資格専門医
医学博士
日本内科学会認定内科認定医・総合内科専門医
日本呼吸器学会専門医・指導医
日本呼吸器内視鏡学会専門医・指導医
日本がん治療認定医機構認定がん治療認定医
医師名 有山 豊
- 役職
吉野病院・内科医員 - 専門領域
内科疾患、呼吸器疾患 - 資格専門医
日本内科学会認定内科認定医
日本呼吸器学会専門医
お問い合わせ
南和広域医療企業団南奈良総合医療センター診療部呼吸器内科