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あしあと

    脳神経内科

    • [公開日:2020年3月3日]
    • [更新日:2023年6月30日]
    • ID:100

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    概要

    脳神経内科って?

    『脳神経内科』は、脳、脊髄、末梢神経、筋肉を診察し、神経由来の症状がどこの部位のせいで起こっているかを診断する科です。神経の症状はどうしても加齢と判断がつきにくいことが多いです。
    例えば、何度も転倒していた患者さんが、診察中によく聞くと転倒したことを全く覚えていなかったことがあります。高齢者てんかんは近年増えており、頭部MRIと脳波で診断できます。その患者さんも内服を開始すると、転倒しなくなり、またやる気も出てきました。
    他にも、手が震えていて、年齢性かの判断のため近くの医院から当科にご紹介いただいた患者さんです。手のこわばりもありparkinson病と診断のうえ、内服を開始したところ震えが治まりました。
    神経の症状は日常に潜んでおり、また治りにくいとのイメージが強いですが、この様に少しずつ良くなられる患者さんも少なくありません。
    一回診てもらおう、そんな気持ちで当科を訪ねてください。

    他にも「実は脳神経内科の疾患でした」という症状には他に下記があります。

    1. 意識を失った、急なもの忘れの進行、急な性格変化、けいれん:てんかんや認知症、脳炎など
    2. 手足が小刻みに震える、足が前に出にくい:パーキンソン関連疾患など
    3. 頭が痛くて吐いてしまう、光(ギザギザした模様など)が見える:片頭痛など
    4. 急に呂律が回らない(言葉が出てこない)、手足が動かせない:脳梗塞など

    南奈良総合医療センター脳神経内科の特徴

    当科は南和地域の神経疾患の基幹病院としての役割を担い、発症から4.5時間以内に搬送された脳梗塞例に積極的に超急性期血栓溶解療法(t-PA療法)を投与しています。脳神経外科医とも治療法選択の会議を行っており、奈良医大脳卒中チームとも密に連携しています。

    また当科では、長時間脳波モニタリング検査を施行することができます。実際は入院中に数日間脳波検査を施行し、症状と発作の関連性を判断しています。現在、人出不足のため外来患者さんの脳波予約も含め待ち時間が長く恐縮ですが、今後積極的に件数を増やしていきたいと考えています。

    末梢神経障害(手足の痺れ)の診断目的に神経伝導検査という検査を水曜日に予約で行っています。奈良医大脳神経内科からの外勤医師が毎週水曜日に検査しており、末梢神経障害、筋疾患の診療に役立てています。

    脳神経内科スタッフの写真

    スタッフ紹介

    医師名 小原 啓弥

    医師 小原啓弥の写真
    • 役職
      医長
    • 専門領域
      てんかん、神経免疫疾患、パーキンソン病、認知症
    • 資格・専門医
      日本内科学会認定内科医、日本神経学会専門医、日本てんかん学会てんかん専門医
    • 所属学会
      日本内科学会
      日本神経学会
      日本臨床神経生理学会
      日本てんかん学会
      日本神経免疫学会
      日本脳卒中学会
    • 一言メッセージ
      患者さんにたくさんのことを教えてもらい、スタッフに支えられ、ここまで続けて来られました。その感謝の気持ちを忘れず、南和地域の神経疾患を診るとの責務を胸に、日々の診療を続けます。外来でお待ちしていますね。

    医師名 清水 宏紀

    • 役職
      医員
    • 専門領域
      神経内科一般
    • 一言メッセージ
      南和地域の医療に貢献できるよう、精一杯頑張ってまいります。
      よろしくお願いします。

    医師名 井口 直彦

    • 役職
      非常勤医師
    • 専門領域
      末梢神経障害
    • 資格・専門医
      日本内科学会認定内科医
    • 所属学会
      日本内科学会
      日本神経学会
      日本臨床神経生理学会
      日本神経免疫学会
      日本脳卒中学会
      日本神経治療学会
      日本脳神経超音波学会
      日本リハビリテーション医学会
      日本神経感染症学会
    • 業績
      第7回アジア・オセアニア臨床神経生理学大会 優秀演題賞
      第23回日本神経感染症学会総会 若手奨励賞
      日本内科学会第214回近畿地方会 若手奨励賞(後期研修医)
    • 一言メッセージ
      週1回水曜日に筋電図の検査を担当しています。病気の症状や経過と照らし合わせて、最適な検査ができるように心がけています。検査中は時間がたくさんあるので、気になることがあれば気軽に聞いてください。

    取り組みと実績

    てんかん外来開設しました

    平成29年3月より神経内科増員につき、毎週火曜日水曜日にてんかん外来を開設することに致しました。脳波検査とスムーズに連携し、専門性を高めることを目指します。地域連携枠にも対応していますので、開業医の先生からもご紹介していただけます。
    てんかんは高齢者では、脳梗塞や認知症に次ぐ神経疾患であり、症状も『ボーっとする』や『口をモグモグさせる』といった一見分かりにくい症状であることが多いです。内服によく反応し、治療可能な認知症とも表現されます。
    また、当科では入院にて長時間脳波ビデオモニタリング検査も行っており、24時間脳波検査を行うことで発作時脳波を補足することで診断精度を上げることを目指します。
    自分の病気はてんかんなのか不安を抱えておられる患者さん、今後の継続したてんかん加療を必要としておられる患者さんはじめ、診療をご希望の患者さんは開業医(地域連携)を通じててんかん外来をご予約いただくか、木曜日以外(月)~(水)もしくは(金)の午前枠を初診いただきます様お願い致します。

    外来担当医表

    詳しくは外来担当医表のページをご覧ください。

    お問い合わせ

    南和広域医療企業団南奈良総合医療センター診療部脳神経内科