インタビュー
- [公開日:2020年11月2日]
- [更新日:2023年7月4日]
- ID:93
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八木 寛太(2023年度)
インタビュー:八木 寛太 南和まるごと研修
南奈良を選んだ理由
研修先も志望科も何も考えていなかった5年生の夏に友達に勧められて初めて病院見学に来ました。
研修医の数が少なめで、研修医同士や上級医の先生方とも距離が近いことに魅力を感じました。そのときの研修医の先生方の雰囲気と病院の穏やかな空気に安心感を覚え、すぐに「ここがいい!」と思いました。
病院もきれいで食堂のご飯もおいしいところも毎日過ごす環境だからこそ大事です。これからの長い医師人生のスタートをきるにはぴったりだと思い、南奈良を選びました。
実際に働いてみてどうですか
臨床のことなど何一つ分からない状態からのスタートで不安だらけでしたが、しっかりオリエンテーションがあり、カルテの使い方やルートの取り方から丁寧に教えていただけるので安心して業務に取り組むことができています。
また、当直明けは朝から帰ることができ、休む時間もしっかり確保されているのがありがたいです。
研修医同士でも気軽にご飯に行ったりしてオフも充実しています。
南奈良で研修を考えている医学生へのメッセージ
研修生活に求めるものは何ですか?立地、手技、福利厚生、当直、指導医の熱心さ。人によって答えはさまざまだと思います。
南奈良の自慢できるところは、病院全体の雰囲気の良さと、研修医の学びにフォーカスを当てたカリキュラムだと思います。先生方はどんな質問でも優しく丁寧に教えてくださり、恵まれた環境で働けているなあと日々実感しています。また、どの科のローテート中でも週2回のERを経験でき、その後指導医からのフィードバックもあるので診療中に疑問に思ったことはその場で聞くことができます。
是非、一緒に南奈良で充実した研修生活を過ごしましょう!
スケジュール:総合診療科でのある一日
- 8時0分 カルテチェック 回診
・担当患者さんに変化があったかカルテを見て、病棟へ行き状態を確認します。 - 9時 チームカンファレンス
・チーム内の患者さんの情報を共有し、今後の方針について相談します。 - 10時30分 病棟
・カルテ記載や処置を行います。
・検査やリハビリなど見学させてもらう時もあります。 - 12時 昼食
・昼食の時間がしっかり確保されています。
・職員食堂では美味しい日替わり定食がいただけます。 - 12時30分 救急外来
・どの科のローテ中でも週に2回救急外来の担当があります。
・ウォークインで来られる患者さんの診察、検査など上級医の先生に教えてもらいながら一つずつ習得していきます。 - 17時15分 回診
・午後の回診で日中変化がなかったか確認します。 - 18時 帰宅
・カルテを書き終え、明日の準備も終えたところで帰ります。
藪本 昂平(2022年度)
インタビュー:藪本 昂平 南和まるごと研修
南奈良の魅力は?
南奈良の魅力は研修医を大切に思ってくれるところです。
上級医の先生、看護師さん、スタッフさん全員が優しく丁寧に教えてくださり、病院全体で研修医を育てようとしてくれています。プログラムに関しても研修医を思って作られており、カルテの使い方や手技など、基本から丁寧に教えてもらえます。
与えてくれる仕事も個々に合ったもので、しんどすぎることもなく毎日少しずつ新しいことにチャレンジする機会を与えてもらい、成長できている実感が持てます。新しいことをするときには、必ず誰かについてもらえるので安心してできます。恵まれた環境で日々自分の成長に集中できています。
ワークライフバランスについて
南奈良ではオンとオフのメリハリのある研修をすることができ、私生活も充実させることができます。
僕の場合ではサッカーが趣味なのですが、土日がお休みなので社会人チームの練習や試合に参加しています。平日も病院全体が遅くまで仕事をしないといけない雰囲気ではないので、遠慮することなく定時で帰れます。僕は帰ってゆっくりしたり、夜の練習に参加したりしています。
プライベートな時間が十分に確保されており、リフレッシュした上で研修に臨めるので日々充実しています。
南奈良で研修を考えている医学生へのメッセージ
研修病院選びは自分に合った病院を見つけることが一番大事だと思います。僕の場合はまず、総合診療科で地域医療を学びたいと思っていました。その上で、研修内容としては忙しずぎたり暇すぎたりしてストレスがかかるのが嫌で、適度な忙しさで成長していきたいと考えていました。その条件で探して南奈良を見つけ、行きたいと思うようになりました。
働きだしてから病院が研修医を大切に育てようとしてくれているのをとても感じます。思っていた以上に恵まれている環境だと実感しています。
病院見学は非常に大事です。自分に合った雰囲気なのか、頑張ることができる環境なのか実際に行ってみないと分かりません。少しでも南奈良に興味があれば、ぜひ見学に来てください。
スケジュール:循環器内科でのある一日
- 8時0分 カルテ予習
・担当患者さんのカルテを見て予習します。 - 8時30分 病棟業務(診察、エコー、入院中の内服や点滴の管理、動脈採血、CV挿入)
・病棟へ向かい、担当する患者さんの診察をし、心エコーを当てます。
・必要に応じて内服や点滴をオーダーしたり、動脈採血やCV挿入を行います。上級医の先生がついてくれるので安心してできます。 - 12時0分 昼食
・病院の食堂でお昼ご飯を食べます。おいしいです。 - 13時0分 カンファレンス
・カンファレンスで担当患者さんのプレゼンを行い、上級医の先生方に意見をもらいます。 - 13時30分 ペースメーカーの植え込み
・清潔操作でのペースメーカーの植え込みに参加させてもらいます。部分的に手技をさせてもらえます。 - 16時30分 心臓CT
・心臓CTのための造影剤を流す静脈へのルート手技を行います。心臓の動きをおさえる薬の投与もします。シリンジの使い方などを学べます。 - 17時0分 病棟回診
・帰る前に病棟へ向かい、担当患者さんの様子を伺いに行きます。 - 17時15分 帰宅
・基本的に定時で帰れます。家に帰ってリフレッシュします。
藤岡愛璃咲(2021年度)
インタビュー:藤岡 愛璃咲 南和まるごと研修
南奈良の特徴・自慢は?
南奈良はアットホームな雰囲気が素敵です。先輩研修医や上級医のみならず、メディカルスタッフ、事務の方など皆さん本当に優しいです。実際に働き始めて、病院全体で研修医を育てようとしてくださっていると感じています。研修中は、自分の良かったところ、悪かったところをきちんとフィードバックしていただけるので、自分の失敗や間違いにもすぐに気づくことができます。いつも上級医がフォローしてくださり、安心して研修が出来ています。
学生時代に考えていた研修医と現状とのギャップは?
一番感じたのは現場では思った以上に動けないことです。カルテの使い方などの作業に慣れていないことももちろんあるのですが、自分の今まで勉強した知識を現場でどう生かすか、そのギャップを埋めるのが大変でした。特に救急外来ではスピードを求められることも多く、最初は戸惑うことばかりでした。最近ではようやく基本的な動きはできるようになってきました。救急外来だけでなく、病棟や一般外来など、さまざまな診療の現場を経験させていただき、それぞれで求められる医師としての役割や患者さんのもつ病気へのアプローチ方法を学ぶ機会が多数あるので、少しずつではありますが自分の成長を実感できています。
南奈良で研修を考えている医学生へのメッセージ
初期研修は初めてのことばかりで不安も多いですが、南奈良の研修医のために考え抜かれたプログラムなら安心してスタートを切れます。少しでも興味を持ってもらえたなら、一度病院見学に来て、南奈良の温かい雰囲気を感じて欲しいなと思います。皆さんと一緒に働くことができる日を楽しみにしています!
スケジュール:消化器内科でのある1日
- 8時0分 カルテチェック・病棟回診
・担当患者さんのカルテをチェック・回診をします。
・上級医の先生方と相談しながら、治療方針をたてます。 - 9時0分 内視鏡・エコー
・午前は上部消化管内視鏡検査です。最初は検査の介助をしたり、慣れてくるとカメラを持たせてもらえることもあります。
・腹部のエコー検査が入っている時は検査技師さんに当て方を教えていただくことができます。 - 12時0分 昼食
・昼食はしっかりといただきます。
・お弁当を持って行ったり、コンビニや食堂でご飯を食べることもあります。 - 13時30分 内視鏡
・午後は下部内視鏡検査やERCPといった処置です。 - 17時30分 カルテチェック・病棟回診
・治療方針が変わった患者さんを中心に、上級医と再度話し合いをします。
・帰宅前に患者さんに会いに行き、変化がないかを確認します。 - 18時0分 帰宅
・緊急内視鏡が入ると遅くなることもありますが、だいたい18時0分には解散します。
・休む時間や自分の勉強をする時間は、しっかりと取ることができています。
中井昌弘(2020年度)
インタビュー:中井 昌弘 南和まるごと研修
研修で印象に残っていること
救急外来で診察した患者さんを入院後も担当し、元気になって退院していただいたことです。上級医の先生のご指導のもと、1人の患者さんの入院から退院までを担当し、笑顔で退院される姿を見た時、医師という仕事に改めてやりがいを感じました。
ワークライフバランスについて
南奈良では、休日・夜間の診療は当直医が対応することとなっていますので、入院中の担当患者さんのことで病院から呼び出されることはまずありません。また、よほどの急変でもないかぎり、夜遅くまで病院で仕事をしなければならないという状況もほとんどありません。
研修は忙しい時もありますが、メリハリのある研修ができるので、自分の時間もとることができ、私は子供や家族との時間にあてています。
南奈良で研修を考えている医学生へのメッセージ
南奈良総合医療センターは研修医の数は少ないですが、少ないからこそ研修医の先輩方や上級医の先生方との距離が近いです。また、皆さん積極的にご指導くださるので、毎日多くのことを学び、毎日医師として成長できていると実感します。研修医の間にいろんなことを経験し、学んでいきたいという方はぜひ南奈良総合医療センターでの研修をお勧めいたします。
スケジュール:放射線科でのある1日
- 8時0分 読影
・前日の夜間帯に撮影されたCT、MRIから当日撮影したものを順番に一次読影を行います。
・指導医のチェックを受け修正点があれば、そのポイント等を教えていただきます。 - IVR
・上級医の先生と一緒にIVRの手技に助手として参加します。
・緊急でIVRが入ることもあります。 - 12時0分 昼食
・読影室で放射線科の先生方と一緒に食べます。
・いろいろなお話をしていただけるので勉強になることがたくさんあります。 - 13時0分 読影
・午前中と同様に読影します。
・読影やIVRなどをたくさん経験できるので、日々成長している実感があります。 - 17時30分 帰宅
・夜勤帯のCT、MRIの読影は翌日に行うので大体毎日定時で帰ります。
若槻優真(2020年度)
インタビュー:若槻 優真 南和まるごと研修
2年目だからわかる、南奈良の特徴・自慢は?
2年目になり他の病院などでも研修を行い、南奈良の研修との比較ができました。改めて感じた南奈良の特徴は、やはり指導医と1対1で研修を行えることです。南奈良では研修医の数が少ないこともあり、研修医1人1人が十分に学べる環境にあると感じます。症例・手技と共に数多くのことを経験できるのは長所だと思います。
研修で印象に残ったこと
各科の研修でも多くのことを教えていただけますが、印象に残っているのはやはりレジデントデイの存在です。1か月に1回、勉強のためだけの1日を作ってもらい、ケースプレゼンや身体診察の取り方、また有名な先生に講演をしていただけます。しっかりと勉強時間を確保していただけることが、研修医の成長につながると思います。
南奈良で研修を考えている医学生へのメッセージ
充実した研修を送ることができ、非常に良い環境だと思います。特にコモンディジーズに対応する力を身に着けたい人、救急が好きな人には特におすすめです!身近な疾患に対応できる力が身に付きます!オンとオフもしっかりと分かれていて、メリハリをつけて研修ができます。ぜひ南奈良で一緒に研修をしましょう!
スケジュール:へき地・在宅診療研修でのある1日
- 8時0分 カルテチェック
・本日訪問する患者さんのカルテを確認し、今までの経過等の情報をまとめておきます。 - 9時30分 在宅訪問診療
・担当指導医、訪問看護師、研修医の3名で訪問先に向かいます。件数は午前で3~4件ほどです。
・訪問先では聴診等の身体診察やCVサポートの刺し替えなども経験できます。 - 12時30分 昼食
・午後の訪問に向けて、昼食はしっかりいただきます。 - 13時30分 在宅訪問診療
・午後も3~4件訪問します。移動中の車内では、次に訪問する患者さんの普段の生活の様子やこれまでのライフイベントなども含めてディスカッションします。
・患者さんやそのご家族との接し方など、訪問診療は学ぶことがたくさんあります。 - 17時0分 帰院
・病院へ戻ったら、その日の振り返りを行います。 - 18時0分 帰宅
・自分の勉強やレポート等を行い、その後帰宅します。
清水翔(2020年度)
インタビュー:清水 翔 南和まるごと研修
研修で印象に残っていること
南奈良での研修は、患者さんの考えや環境など、退院に必要な介入点やお世話をする人のことまで考えるきっかけになりました。病院で過ごしていると、病院内での患者さんの様子に気を取られがちですが、それと同様に大切なのが、退院後の生活だと気づきました。急性期の研修指定病院でありながらも、回復期病棟があったり、地域の診療所と連携していたりと、患者さんの生活と距離が近い南奈良での研修は、私の今後の医師人生の一つの柱になると感じています。
ワークライフバランスについて
南奈良での研修は決して楽ではないと思いますが、onとoffはきっちりとしています。PHSは病院内でしか繋がらないため、病院外で連絡が来ることはありません。土日も日直がない時は完全フリーで、趣味に時間を使うことができます。病院内ではしっかりと研修し、休みのときは休息やストレス解消をし、また次の勤務からは全力で研修することができます。
南奈良で研修を考えている医学生へのメッセージ
南奈良の研修は、研修医として身につけておきたいことや成長する機会が豊富に用意されています。上級医のサポートの下で、研修医が患者に主体的に関わっていくことのできる環境があり、また病院全体の雰囲気として、研修医を育てようとしてくれているのを感じます。何かと不安になることの多い医者人生の始まりを、温かい南奈良の研修でスタートしてみませんか?楽しみにお待ちしています。
スケジュール:呼吸器内科でのある1日
- 8時0分 病棟・カルテチェック
・回診が始まるまでに、受け持ちの患者さんの様子を確認したり、カルテで検査値を確認します。 - 8時30分 病棟回診・カルテ記載
・呼吸器内科の入院患者さんを診て回ります。回診後にカルテ記載をします。 - 9時30分 処置
・胸腔ドレーン挿入などの処置を行います。 - 12時0分 昼食
・午前中の処置が長引いた場合は遅めの昼食になることもあります。 - 13時0分 気管支鏡
・毎日ではありませんが、午後には気管支鏡の検査があります。 - 17時0分 病棟
・午後の検査が終わったら、改めて受け持ち患者さんの様子を確認します。 - 18時30分 帰宅
・明日の予定を確認したら帰宅します。
建部壮(2019年度)
インタビュー:建部 壮 奈良医大たすきがけ
南奈良を選んだきっかけは?
奈良医大附属病院とのたすき掛けプログラムなので、大学病院とは性格の違う地域密着型の市中病院で研修したいと考え、奈良県で最も過疎化・高齢化が進んでいる山間部もカバーし、南和地域におけるへき地医療支援の最前線である南奈良を選びました。学生向けの臨床実習でも教育熱心な指導医・上級医が多い印象で、同級生の評判もとてもよかったです。
自分が充実していると感じた研修科
どの科でもとても手厚く指導していただいていますが、感染症内科は特に印象に残っています。約230床と研修病院としては小規模ながら感染症内科の常勤医が2人もいて、感染症の基本から地域の耐性菌の状況まで丁寧に教えてもらえたり、他科ローテ中でも気軽に抗菌薬の使い方などの相談に乗ってもらえたりするのはこの病院ならではの強みだと思います。
職員住宅の住み心地
緑豊かな住宅地の中にあり、病院と近鉄福神駅から徒歩5分です。最寄りのスーパーまで多少距離はありますが、コンビニは徒歩圏内にあり、春はイチゴ狩り、秋は梨狩りが楽しめるファーム、蛍の舞い飛ぶ河原など、近隣には魅力あるスポットがたくさんあります。家族で近くの公園を散歩したり、ランニングで汗を流したりできる環境はとても気に入っています。
南奈良で研修を考えている医学生へのメッセージ
南奈良総合医療センターは2016年に開院した新しい病院です。研修病院としては中小規模ですが、そのぶん他科の医師や他職種との距離が近く小回りがききやすいなど、大病院にはない魅力があります。また「研修改善会議」を通して研修医の意見を聞いてもらえるので、自分たちでプログラムを日々よりよいものにしているという充実感もあります。医師としての第一歩を踏み出す地として、この南奈良は自信を持っておすすめできます。ぜひ吉野・飛鳥の観光なども兼ねて一度見学にいらしてください。
スケジュール:小児科でのある1日
- 8時15分 出勤
・小児科の朝は他の科よりもゆっくりめです。病院から徒歩5分のレジデンスに住んでいるので、出勤前にランニングや近所の公園を家族で散歩する余裕もあります。 - 8時30分 カルテチェック・病棟ラウンド
・小児科の入院患者はあまり多くないので、外来開始時間までに担当の児のカルテチェックと回診をして、必要な指示出しをします。 - 8時45分 科内ミーティング
外来開始前にスタッフが集まり、入院患児の情報や、感染症の動向、その日の外来での留意事項などの情報を共有します。 - 9時0分 午前診
・小児科ローテーションは外来診療が業務の主体です。
・午前中は予約外で来院する発熱、腹痛、上気道症状など救急外来と同じようにコモンで幅広い疾患を扱います。診察する児の数も多いため、てきぱきとした診察が求められます。 - 13時0分 休憩
・午前と午後の外来の合間に、少し遅めの昼食をとります。
・小児科では午前中の業務を終えてスタッフ全員で職員食堂に行くことが多いです。 - 14時0分~16時0分 午後診(予約診/予防接種外来)
・午後の外来は予約診が主です。喘息や内分泌疾患など、長期的なフォローが必要な患児の診察を行います。乳幼児のワクチン接種もこの時間帯に行います。 - 17時0分~18時30分 夕診
・予約外の診察で午前診と似ていますが、病院としては業務時間外になるので、できる検査や処置が限られた中で緊急性を判断する必要があり、午前診とはまた違う緊張感があります。 - 19時30分 帰宅
・小児科は朝が遅い分、デューティー終了も少し遅め(夕診に加わった場合)です。
堤野晃宏(2019年度)
インタビュー:堤野 晃宏 奈良医大たすきがけ
自分が思う南奈良の特徴・自慢は?
南奈良の職員は職種間の垣根がなく、他科の先生や他職種の方にも質問がしやすいことが魅力的です。自分で調べてみてもどうしてもわからないところや、治療方針で不安がある時に頼らせてもらっています。また、月4回の当直・日直に加えて、平日の午前・午後の週に2回ある救急外来ではファーストタッチから関わり、さまざまな疾患を経験できるためとても勉強になっています。上級医の先生が必ず後ろで見守ってくれているので安心して診療に携わらせていただけています。
自分が充実していると感じた研修科
総合診療科は南奈良で研修させていただいて特に充実していると感じました。複雑な病態の患者の入院管理をするだけでなく、退院後の生活などについても深く考えさせられました。
また、消防署での実習や僻地(十津川村や野迫川村など)での実習、在宅医療なども経験させていただくことができます。総合診療科はとても教育熱心な先生が多く、手技や診療だけでなく、プレゼンの仕方やタイムマネジメント、医学的疑問の解決方法など、なかなか自分では取り組みにくいこともたくさん教えていただきました。
南奈良で研修を考えている医学生へのメッセージ
ホームページを見たり、人から話を聞くだけでは実際の研修生活をイメージするのは難しいです。是非一度見学にお越しください。きっと南奈良の魅力を感じていただけると思います。
職員一同お待ちしております。
スケジュール:総合診療科でのある1日
- 7時30分 病棟・カルテチェック
・受け持ちの入院患者さんの様子を確認したり、カルテで検査値を確認します。 - 8時30分 朝カンファレンス
・チーム内で患者さんの情報を共有し、治療方針について認識を統一します。 - 9時0分 病棟業務
・カンファレンスで決まった検査や治療のオーダーや患者さんやご家族への説明などを行います。 - 12時0分 昼食
・時間は前後しますが、職員食堂や研修医室で昼食を取ります。 - 13時0分 救急外来
・どの科の研修中であっても、週2コマ救急外来で研修します。
・軽症から重症まで、幅広く診る力を養います。 - 17時30分 病棟回診
・チームで受け持ちの入院患者さんの様子を診ます。(夜間は当直医へ引き継ぎます) - 18時0分 振り返り・自習
・総合診療科では毎日上級医との振り返り、疑問点のディスカッションの機会があります。
・その日気になった内容を調べたり、明日の準備をします。 - 20時0分 帰宅
・趣味等の自由時間を過ごし、明日の準備をして就寝します。
お問い合わせ
南和広域医療企業団南奈良総合医療センター教育研修センター