南奈良総合医療センター

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南和広域医療 企業団

医療技術センター

  • 概要
  • 取り組みと実績

センター紹介

医療技術センターとは、多職種からなる医療従事者により構成されており、それぞれの専門性の高いスキルを活かしながら質の高い医療サービスの提供に日々貢献しています。

臨床工学技士業務内容

臨床工学技士とは、医師の指示の下に、身体の呼吸・循環・代謝機能の一部を代行又は補助することを目的とした、生命維持管理装置の操作及び保守点検を行う者とされており、当院では、人工呼吸器や透析監視装置など多くの生命維持管理装置の操作及び保守点検を臨床工学技士が担っております。
その他、多職種と連携を図りながら、在宅呼吸療法(HOT・NPPV)や睡眠呼吸障害の検査(PSG)・治療(CPAP)などの導入・解析・フォローアップ業務に積極的に介入しております。

詳細業務内容

  • 人工透析室業務
    南奈良総合医療センター人工透析室は、日機装社製のトータルシステムを採用し、多用途透析用監視装置「DCS-100NX」:10台オンラインHDF及び透析液を使用したプライミング・補液・返血機能(D-fas機能)施工可能な装置とし、オフラインHDF専用で個人用透析監視装置「DBG-03」:1台を設置した全11床で運用しています。
    機械室は、多人数用透析液供給装置「DAB-NX」:1台、全自動溶解装置「DAD-50NX」:1台、逆浸透精製水製造システム「DRO-NX」:1台から構成され、透析通信システム「FutureNetWeb+」で全装置をネットワーク構成し、各装置の自己診断状況はもとより、運転記録、透析監視装置稼働状況、エンドトキシン捕捉フィルター「Endotoxin Retentive Filter(FTRF)」のリークチェック及び圧力モニタリング・交換履歴記録の管理、エンドトキシン活性値及び生菌数測定のデータ管理など、常時透析通信システムを最大限に活用しながら、JSDT2008「オンライン補充液用透析液」の水質基準を維持しております。
    我々臨床工学技士は、日々透析液清浄度の担保に努めながら、維持透析患者様に対して穿刺・巡回・回収などの臨床業務も行なっており、常に人工透析治療における総合的なQOL向上への取り組みを実施しています。
  • 特殊血液浄化業務
    通常の血液透析治療以外に、持続腎代替療法(CRRT)、血漿交換(PE)、潰瘍性大腸炎・関節リウマチに対する血球成分除去療法(GCAP/LCAP)、敗血症に対する血液吸着療法(PMX)、癌性腹水(胸水)を濾過濃縮して有効なタンパク成分を回収する腹水濾過濃縮再静注法(CART)を行っています。
  • 呼吸療法支援業務
    院内挿管及びNPPV人工呼吸器導入支援や人工呼吸器使用前・中・後点検、1回/週RSTラウンド活動、RST主催人工呼吸器関連講習会開催などの医療安全啓蒙活動、在宅人工呼吸器・在宅換気補助用NPPV・HOT・在宅心不全治療用NPPVなどの在宅呼吸療法支援を全て臨床工学技士が行っています。
  • ペースメーカ業務
    ペースメーカ植込み立会い、外来・入院・訪問診療時時におけるデバイスチェック・他科手術時や内視鏡治療時の設定変更、遠隔モニタリングにおける1回/月の頻度で循環器医師と臨床工学技士が遠隔カンファレンスを実施しております。
  • 医療機器保守管理業務
    南和広域医療企業団(南奈良総合医療センター・五條病院・吉野病院)院内特定保守管理医療機器の使用前・中・後点検、定期点検、修理対応、トラブルシューティング、中央管理体制の構築・法令に基づく点検計画表の作成などを行なっています。
    臨床工学技士5名は、南奈良総合医療センターに集中配置ですが、定期的に五條・吉野病院へ巡回しながら、3施設全ての特定保守管理医療機器の保守点検業務を担っております。

  • 睡眠時呼吸障害検査治療業務
    睡眠呼吸障害(SDB)の正確な診断のために、持ち帰り検査として、睡眠時無呼吸症候群(SAS)の在宅検査を行っております。さらに精査が必要な場合には、入院検査として、終夜睡眠ポリグラフィー検査(PSG)も行なっております。
    臨床工学技士は、各種検査の解析作業、CPAP/ASV導入支援、1回/月のCPAP/ASV外来指導などを行なっております。
  • 術中ナビゲーションシステム及び神経モニタリング業務
    当院では、脳神経外科や耳鼻咽喉科にて、腫瘍・血管位置や、危険部位の認識、整形外来領域にて骨に対する器具位置の表示などをサポートする目的で、手術中の患者位置と手術器具の位置関係を表示することが可能な医療用ナビゲーションシステムを導入しており臨床工学技士が立会いを行っています。また、脳動脈瘤クリッピング術時の運動誘発電位モニタリング(MEP)や脳腫瘍手術時の聴性脳幹反応検査(ABR)の立会いも行っています。

  • カテーテル検査治療業務
    スワンガンツカテーテル検査及び末梢血管治療(EVT)では循環器内科医師を中心に看護師、診療放射線技師、臨床工学技士が連携を取りながら業務を行っています。EVT治療中臨床工学技士はIVUS(血管内超音波)を操作解析し、病変血管部位の血管径、内腔径、狭窄率、病変性状の評価などを行い医師に報告しています。

スタッフ保有資格

臨床工学技士 5名
看護師 1 名
准看護師 1 名
不整脈治療専門臨床工学技士 1 名
透析技術認定士 1 名
3学会合同呼吸療法認定士 1 名
第2種ME技術者 2名
日本DMAT隊員(業務調整員) 1 名
 

視能訓練士業務内容

視能検査業務

外来一般視能検査、矯正視力、屈折、眼圧測定、眼底、視野検査等

健診業務

健診センターでの生活習慣病、人間ドック、脳ドックにおける視能検査

その他

白内障術前検査、僻地診療業務介入等

歯科衛生士業務内容

診療補助業務

外来での歯科診療・外科処置の補助業務
口腔外科手術(全身麻酔)の準備・補助作業

歯科衛生業務

歯科保健指導・歯周治療・入院患者の口腔ケア

チーム医療

  • NST委員会活動:NST、摂食・嚥下の各ラウンド業務
  • 糖尿病部会活動:ラウンド業務、糖尿病教育入院患者の歯科個別健診と集団指導
  • 周術期口腔昨日管理:他科での全身麻酔手術患者の手術前後の口腔衛生管理

スタッフ構成

  • 臨床工学技士:5名
  • 視能訓練士:2名
  • 歯科衛生士:3名

計10名

業績

講演(シンポジウム含む)
  • 筒井大輔ほか:「呼吸器管理に役立つ呼吸生理と合併症」
    奈良県臨床工学技士会主催 第15回人工呼吸器安全セミナー
  • 筒井大輔ほか:「在宅人工呼吸・加温加湿器(講義)」
    平成28年度長期療養児童在宅医療・在宅訪問推進研修会(ジュニアコース)
  • 筒井大輔ほか:「在宅人工呼吸・加温加湿器(講義/実習)」
    平成28年度長期療養児童在宅医療・在宅訪問推進研修会(シニアコース)
  • 筒井大輔ほか:「在宅人工呼吸器と徒手換気用具の使い方(講義)」
    平成29年度長期療養児童在宅医療・在宅訪問推進研修会(ジュニアコース)
  • 筒井大輔ほか:「在宅人工呼吸器と徒手換気用具の使い方(講義/実習)」
    平成29年度長期療養児童在宅医療・在宅訪問推進研修会(シニアコース)
  • 筒井大輔ほか:「不整脈治療領域における外来在宅支援業務の実際と今後の課題」
    第24回近畿臨床工学会シンポジウム(CEの新たなる活躍の場を目指して)
  • 筒井大輔ほか:「臨床工学技士が担う医療安全とは?〜当院での医療安全の取り組みと今後の課題〜」日本医療マネジメント学会 第13回奈良支部学術集会シンポジウム(病院の安全について考える〜そもそも病院は安全なのか〜)
一般演題
  • 筒井大輔ほか:「南奈良総合医療センター人工透析室開設からオンラインHDF導入に伴う透析液清浄化への取り組み」奈良県医師会透析部会 第41回奈良透析学術総会
論文
  • 筒井大輔ほか:「南奈良総合医療センター人工透析室開設からオンラインHDF導入に伴う透析液清浄化への取り組み」奈良県医師会透析部誌 2018;23:53-61