南奈良総合医療センター

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南和広域医療 企業団

へき地医療支援センター

  • 概要
  • 取り組みと実績
  • 総合診療専門医募集要項
  • 奈良県医師等派遣実施要領

へき地医療支援センターの使命と役割

へき地に暮らす人々の生活に寄り添い、あたたかい医療を提供します。
奈良県民の期待に応え、へき地においても質の高い医療を提供します。
奈良県のへき地医療を継続的に支えるシステムの維持・発展に努めます。

へき地医療支援センターの事業内容

当院には奈良県のへき地医療支援機構が設置されており、当センターはその中心的役割を担っています。
主に以下の3つの事業を行い、奈良の「ふるさと」の医療を支えています。

  • へき地診療所における総合診療の実践
  • へき地診療所勤務に向けた人材の教育・研修
  • へき地診療所への診療応援

お問い合わせ先

共に働く同志・研修希望スタッフを募集しています。診療応援要請も随時受け付けております。

電話 0747-54-5000
メール sounai@nanwairyou.jp

スタッフ紹介

医師名 中村 達
役職 へき地医療支援センター長
専門領域 総合内科
医師名 明石 陽介
役職 へき地医療支援センター副センター長、総合内科部長、在宅医療支援センター副センター長
専門領域 総合内科、消化器疾患、内視鏡診療

へき地診療所勤務に向けた教育・研修

当院は家庭医療専門医研修プログラムの基幹病院であるとともに、奈良県修学資金貸与医師・自治医科大学卒業医師の研修病院でもあり、へき地診療に関する教育・研修の充実化に努めています。へき地診療所勤務を志すプログラム専攻医に対しては、確かな医療技術と温かい心を養えるよう教育の場を提供しています。医学生や初期研修医に対しては、奈良県と協力して短期へき地診療所研修や夏期ワークショップを開催しています。また、看護師・事務員の研修調整も行っていきます。

へき地診療所への診療応援

へき地診療所に勤務中の医師に対しては、研修日の調整等を行い生涯学習の場を提供しています。学会出席や研修会参加など、へき地診療所常勤医師が診療困難な際には、医師の要請に応じて代診を行っています。
平成27年度は約20日分の代診を行いました。平成28年度からは御杖村にも定期的な医師派遣を行っています。また、整形外科医や消化器内視鏡専門医、理学療法士等のメディカルスタッフの派遣調整を行い、住民のニーズに応えています。そして、市町村の健康診断や巡回診療にも積極的に関わり、へき地医療に貢献しています。

へき地の現状と、へき地医療センターの実績

奈良県における過疎地域は、過疎地域自立促進特別措置法により制定されています。このうち、過疎化が著しいため医療の確保が困難な地域がいわゆるへき地であり、県の約70%の面積を占めています。
へき地は南部から東部にまたがって存在し、この地域には16か所の公立診療所があります。当センターはこの地域を対象として事業を展開しています。例えば、五條市立大塔診療所に対しては、当院の総合内科メンバーを中心とした複数医師の継続的な派遣を行っています。その他のへき地診療所においても、当センターの前身である県立五條病院へき地医療支援部での研修を経た医師が多数勤務しています。
さらに、当センターと総合内科のスタッフの多くはこれらの公立診療所での勤務経験を有しており、お互いの状況を相互に把握しているため、受診の際も入退院の際もスムーズな連携が可能で安心してご自宅に戻っていただけます。

総合診療専門医募集要項

『へき地医療』で実践する、奈良県総合診療専門医プログラム

南奈良総合医療センターは、総合診療専門医を取得するためのプログラムを2018年度から実施しています。当院は指導医・上級医に、へき地診療所勤務経験者を多数有しており、2年間を当院での病院研修、1年間をへき地診療所研修とすることで、総合診療医に必要な温かいハートと、診療所でのソロプラクティスが可能となるスキルを身に着けることが出来ます。現行制度の家庭医療専門医プログラムでは、すでに6名の家庭医療専門医を輩出しています。ご興味をお持ちいただける方、是非一度、見学にお越しください。また、ご質問等あればご連絡下さればお答えさせて頂きます。
なお、日本専門医機構にプログラム申請中のため、定員及び締切期限が変更となる場合があります。

 
代表 へき地医療支援センター長 中村 達
連絡先 教育研修センター
kenshu@nanwairyou.jp

募集要項、各種書類様式は下記よりご覧ください。

『へき地医療』で実践する奈良県総合診療専門医研修プログラム

当院プログラムの魅力

  • 本プログラムは、 へき地でソロプラクティスを行える総合診療医と病院総合診療医の両者を研修するのに必要な期間と内容を備えております。研修終了時には、どちらの立場の総合診療医になっても自信を持って診療できる能力を有していることを約束します。
  • 本プログラムは3年間コースで、1・2年次は南奈良総合医療センターで総合内科を中心として小児科、救急外来を研修します。 3年次はへき地診療所の常勤医師として勤務し、村の医療を任される楽しさと厳しさを経験しながら総合診療の実際を学んでいきます。

概要

・募集:4人/年
・研修:3年間コース
     1・2年次は南奈良総合医療センター
     3年次はへき地診療所の常勤医師

南奈良総合医療センターでの研修

  • 総合内科に所属し、主に病棟診療、外来診療、救急外来診療に従事して頂きます。その他に、在宅診療、上部消化管内視鏡研修、エコー研修や整形外科、皮膚科等の各科研修も行います。
  • 小児科に関しては、ブロック研修として当院小児科に3ヶ月間所属し研修して頂きます。
  • 週1回の総合内科カンファと在宅カンファに加え、ポートフォリオ検討会、外科縫合手技、common disease対応等の勉強会を行っております。
 
午前 救急 各科 内視鏡 エコー 在宅
午後 病棟 外来 カンファ 救急 在宅

へき地診療所での研修

  • 主に外来診療、検査、在宅診療、地域マネジメントに取り組んで頂きます。
  • 定期的な南奈良総合医療センターとのTV会議など、ICTを取り入れた環境で、いつでも相談・連携が取れる体制にあります。

・研修の場として以下の診療所があげられます。

 ① 十津川村国民健康保険小原診療所
 ② 下北山村国民健康保険診療所
 ③ 上北山村国民健康保険診療所
 ④ 天川村国民健康保険直営診療所
 ⑤ 黒滝村国民健康保険診療所
 ⑥ 野迫川村国民健康保険診療所
 ⑦ 曽爾村国保診療所

修了者・研修者の声

「へき地医療」で実践する、奈良県総合診療専門医プログラム
(総合内科 中本 順)

 私は2年間の臨床研修を終え、当院の総合診療専門医プログラムの専攻医として勤務しております。
 充実したプログラムのおかげで日々多くのことを学んでいます。専攻医となり一人で判断する機会も増えてきていますが、チーム制/屋根瓦制なので少しでも疑問が残る場合にはいつでも上級医に相談することができるという安心があります。また、当院では診療科間の垣根が低く、自科の上級医だけでなく他科の先生方にも気軽に相談に乗って頂けるため、総合診療医として必要不可欠な他科との連携を実践し学ぶことができます。
 総合診療医は様々な場面で必要とされていますが、個々のセッティング毎に利用可能な医療資源の質と量が異なります。当院のプログラムでは病棟、救急外来、定期外来、在宅訪問診療、へき地診療所の全ての場面を経験することができます。そのため、ある分野に偏ることなくバランスのよい診療スタイルを身につけていくことができます。
 また、興味のあること(いわゆるスペシャルインタレスト)について、積極的に学ぶことができる環境があります。私は興味のあるエコー手技やfasciaリリースを学ぶ為に隠岐の島での短期研修の機会をいただきました。日々の診療に活かすとともに、同僚にシェアすることでチームとしての能力が上がっていくことを実感しています。
 このように、バランスのとれた診療スタイルを身に付けつつ、自身の能力や個性を伸ばし、活かせるプログラムとなっています。
 上級医との日々の振り返りを通して次の日に疑問や不安を持ち越さず、着実に一歩一歩総合診療医として歩みを進めている実感が得られています。
 皆さんとともに「へき地医療を実践できる」総合診療専門医を目指したいと思います。

奈良県医師等派遣実施要領

奈良県医師等派遣に関する実施要領や様式は下記よりご覧ください。